正式な資格を持った頭蓋仙骨療法士(クラニオセイクラルセラピスト)になりたい人のための50日間の実践者コースを提供します。このトレーニングは、バイオダイナミックのアプローチを取ります。バイオダイナミッククラニオセイクラルセラピーは、身体の自然なウィスダムに方向づけられ、生来のインテリジェントなプロセスが起こり、本物の変化をもたらすことを可能にします。これらの変化は生理学的で心理感情的なものとなります。変化のための、身体が持つ個々にユニークな優先順位が、傾聴され、表出を促されます。セラピストの技術は、根底にあるその人の本来の健康のフォース(力)とつながり、自然な身体の再編成のためのプロセスを、促進することです。これらの力は身体組織と(フルイド)体液の微妙な動きとして表現され、セラピストの敏感な手で感じることができます。バイオダイナミック頭蓋仙骨療法は、癒しのためのホリスティックなアプローチを取り、心、体と精神との相互関係が深く認められています。

コースが提供するもの

  • オープンで探索的な学習スペースを作り出す経験豊富な講師チーム
  • 健康的で支援的なグループダイナミクスを生み出す優れた生徒/講師比率
  • 人の経験のホリスティックな性質の理解
  • 明確で繊細なフィードバックとスーパービジョン
  • 習得・成長のための安心できる環境
  • 効果的で成功できるプラクティショナーの育成に重点を置

研修の意図

トレーニングの目的は、卓越したプラクティショナーを生み出す、人生をも変える教育プロセスを提供することです。このトレーニングは綿密・包括的であり、この分野において近年進化発展した推移とともに、古典的・古来のルーツを尊重した教育となります。学生が段階的に統合することができる、触診、知覚・認識および施術のスキルの発展に重点が置かれています。コースカリキュラムは、各セミナーで得られた情報とスキルが、後続のセミナーで階層化され進化されるように設計されています。コースを通して、成功する実践のための基礎を作る多くの要素があります ― コンタクトとトリートメントのテクニック、臨床理解、実践管理と自己開発。トレーニングの目的は、実際の問題や状況を抱えた実在の人々への頭蓋仙骨療法の実践スキルや理論の応用において、セラピストが効果的かつ安全な治療を提供するのを助けることです。ここであなたがコースで学ぶ主なスキルのいくつかを紹介します。

触診スキル

身体の微妙な動きや性質に気づくためには、高度な敏感さを養う必要があります。これを可能にするために、コースは身体アウェアネスの練習に重点を置き、自己体験を通して解剖学を包含します。これは、より体に敏感になる方法を切り開き、あなた自身の体の中でそして最終的にはあなたのクライアントの中で身体組織とその構造を区別する能力を生み出します。したがって、このコースには身体の認識を高める方法として解剖学が含まれています。

知覚・認識スキル

身体のレベル、フルイドのレベル、そしてエネルギー的なレベルで体を知覚し、その体がある一つの状態と別の状態との間でどのように展開するかを理解することを学びます。これは、物事を知覚・認識し、異なる目で体と世界を見るために、あなた自身が自由自在に順応性を持って動ける能力を持つことへと導きます。

コンタクト(タッチ)スキル

あなたがあなた自身の手の敏感さにアクセスする方法を学ぶことで、ゆったりとした心地よいコンタクト(タッチ)を作り出し身体の奥深くを感じることができるようになります。ホリスティックな関係をつくりだし、身体組織と体液の連続性と結合性の認識と共に、実際はあなたの手に直接触れているわけではなくても、そこからさらに離れたところにある身体内部の構造も認知できるコンタクトスキルを学ぶことができます。

トリートメントスキル

さまざまなクライアントとそのニーズの対処方法、トリートメントスペースで遭遇するさまざまな状況に対処する方法についての技術を学びます。トラウマ(外傷的)表現を巧みにそして安全に管理する方法。

臨床の理解

プラクティショナーとして良い判断をする方法を学ぶ。さまざまな健康状態へのアプローチにおいてバランスが取れていて賢明であること。より良い健康への変化をアセスメントし、ベースラインパターンを識別するための健全な能力を養う。

実践管理と自己啓発

プロのセラピストとして実践する方法を学び、成功すること。実際には、倫理的なプラクティショナーとして働き、継続的にあなたのスキルを磨くことを約束します。

生体解剖学

体の微妙な動きや性質に気づくためには、高度な敏感さを養う必要があります。これを可能にするために、コースは身体アウェアネスの練習に重点を置き、そして自己体験を通して解剖学を学習します。これは、より体に敏感になる方法を切り開き、あなた自身の体の中でそして最終的にはあなたのクライアントの中で身体組織と構造を区別する能力を生み出します。したがって、このコースには体の認識を高める方法として解剖学が含まれています。

これまでに解剖学に関する知識やトレーニングを受けたことがない場合、または解剖学に関する予備知識が少ない場合は、生体解剖学トレーニングの受講や、コースの一環としての追加学習を修了する事など、様々な追加の解剖学および生理学研究を完了する必要があるかもしれません。例えば、生体の物理的なプロセスの理解と、より完全な視点を持って卒業することを可能にするためのホームスタディプログラムなど。基本的に、このトレーニングの責任認定機関は最低80時間の学習を必須としています。

学習過程

トレーニングは2年間で、5日間のセミナーを10回という形式で提供されています。この期間は、定期的な練習を通じて重要なスキルを身に付けるために必要となります。セミナーはパワフルな経験であり、口頭での教育、ディスカッション、グループワーク、そして実践的なボディワークの組み合わせです。実践的なスキルの開発・発展は、講師の監督の下、学生プラクティショナー自身の探求とその経験に基づいて行います。バイオダイナミック(生体力学的)頭蓋仙骨部療法はプロセス志向の診療であり、プラクティショナーは自分自身の体の感情のパターンやクライアントと一緒に働くことに熟練している必要があります。施術で提供される深い傾聴/リスニングは、体と心がプロセスしながら保たれた‘経験’が表出されるのを可能にします。セミナーでのコンタクトセッションは、自然に自身のより深い内部のパターン形成と関わり、個人的に変容することや、セラピストになるためのキーとなる重要な学習経験です。より深い理解の大部分は、コースでのこのような自身の経験から生まれます。コースの期間中は、セミナーとセミナーとの間の、1対1のトリートメントを継続する必要があります。

研究と実践

トレーニングには、読むこと、書くこと、そして実践的な練習を組み合わせたホームスタディが含まれます。文書化するホームワークと実践練習の記録は、あなたと講師チーム両方が共にあなたの進歩を理解することに繋がります。このホームワークは頭蓋仙骨領域の解剖学、哲学と臨床的な内容を含みます。トレーニングは、あなたの理解とスキルに関する定期的な講師からのフィードバック(助言)により継続的な評価とサポートを提供します。初年度の終わりには、不確実な分野を明確にするための自己評価プログラムがあります。 2年目には、実践や治療プロセスについての理解を深めるためのケーススタディプログラムがあります。定期的な実地フィードバックや、講師に手を当て実践してフィードバックをもらう経験の機会もあります。包括的なコースノートは、学習プロセスをサポートするために提供されています。

スタンダード(規格)

認定機関

研修が無事に完了すると、あなたはバイオダイナミック頭蓋仙骨療法士として認定されます。トレーニングは世界中の専門家団体によって認められています。

所属

このトレーニングは、Biodynamic Craniosacral Therapyコースで一般的に合意されている一連の基準に基づいて運営されている学校の提携組織である、国際バイオダイナミクス研修協会(IABT)のメンバーです。加盟校では、基礎訓練の卒業生にBCST(Biodynamic Craniosacral Therapist)の指定と、さらに300時間の訓練を示す卒業後の指定アドバンスコースABD(Advanced Biodynamic Diploma)を提供しています。 ABDの詳細については、ここをクリックしてください

卒業証書と職業指定

トレーニングが正常に終了すると、学生はバイオダイナミック頭蓋仙骨療法の卒業証書とBCSTの指定を使用する許可を得て卒業します。プロフェッショナル(専門家としての)Craniosacral協会に入会すると、卒業生には認定クラニオセイクラルセラピストRCST(Registered Craniosacral Therapist)の指定を使用する許可が与えられます。

他のBCSTコースは提供していないかもしれないBIが提供できること

  • 一次呼吸に対するより中立的なアプローチ ― 一次呼吸(プライマリーレスピレーション) はあえて探求されてはいませんが、施術においてそれが起こることは可能とされています。プラクティショナーは全てのプライマリーレスピレーション状態を認識しそして具体化することに熟練しています。これは身体システムからのより固有の応答につながります。身体は、セラピストの意図的な特定の一次呼吸の展開に対して、固定も微妙に保持もされてはいません。
  • 体験的な演習の強調 ― バイオダイナミックのアプローチを知り、それを具体化する方法として。これらのエクササイズはホームスタディの必要な部分であり、認知・感知する感覚的な(センス/感知する)解剖学がよくわかるまで、生徒はそれらを繰り返すことが奨励されます。
  • <頭蓋律動インパルス(Cranial Rhythmic Impulse=CRI)は健康の表現として完全に認められており、コースはCRI知覚スキルとの関係を含みます。
  • このコースは中立的な具体化された傾聴/リスニングによって定義されています ― クライアントのシステムの固有の応答と、内部から再編成される自然な能力を認識。何が起こるのかを関連付け、認識し、その現象を言語化/命名するというプラクティショナーのスキルは、身体が自ら変化をもたらすためのキーポイントです。このスキルとは知覚的に明白にできるという事です。
  • スティルポイント (静止点) の誘発はあえてされないが自然な表現である ― 治療過程の間に生じ、システムが動的静止状態に接続する試みのことです。プラクティショナーはスティルネス(静止)との関係を体現します。
  • すべての知覚的なフィールドに同時に関連するスキルを磨く ― クライアントのボディシステムが変形する前景空間と背景空間のパレットとして。関係する能力は、これらの状態への円滑な移行を可能にします。
  • 平衡状態(ステート・オブ・バランス)は自然な再編成のメカニズムです ― 細胞が3Dに方向付けられる初期胚相(胎生期)に生じます。このバランス状態のプロセスの動きはこれらから派生しています。
  • リレーショナルフィールドの確立 ― 外傷(トラウマ)が自然に処理されることを可能にします。この構築を、また、共感的なオブザーバー(観察者)でもあるというセラピストのスキルは、一連の正確な口頭(言葉)のスキルと共に、それ自体でトラウマ解消を助けるための強い(フォース)力となります。

「優秀なプラクティショナー」をつくる

このトレーニングの目的は、あなたが「卓越したプラクティショナー」になるのに役立つ、人生をも変えるかもしれない教育プロセスを提供することです。

  • プラクティショナーとして非常に繊細であり洞察力を持つようになるまで、あなたの頭蓋仙骨タッチ技術を磨くのに時間を費やす
  • クライアントの(そしてあなた自身の)身体の中のインテリジェンスな健康とどのように連絡を取り合うかを学ぶ
  • ライアントの体があなたに何を表現しているのか(そしてあなた自身の体も)知ることができるように、正確に傾聴/リスニングする
  • 身体/肉体的、感情的、そしてエネルギー的なものの間を移動する能力
  • わかりやすい方法でクライアントに何が起こっているかを説明する言語を発見開発する

熟練するのを助けるために、実践的に、講師からの非常に多くのフィードバックを得ることができます。チューターは、セミナーでの学生のピアトリートメント実践中、学生の手に一緒に手を差し伸べます。そしてセッションに同調し、フィードバックを行います。また、学生がチューターに手を触れたり、タッチスキルについてのフィードバックを受けたりする機会も含まれます。チューターが治療している間、生徒はチューターの手に手をかざすことができ、チューターは自分が感知していることを説明します。仲間の生徒と一緒に経験する機会がたくさんあります。さまざまな人と一緒に経験することをお勧めします。

また、トラウマ表現をどのように扱うかという事について、多くのサポートと視点のアドバイスを受けられます。身体は多くの方法でトラウマを表現することができます:感情的なサージ(上昇の流れ)は一般的で、泣くこと、怒り、そして取り乱すこと、などが、多くのセッションで現れます。身体の生理機能が飛行(flight)モードまたは戦闘(fight)モードになるため、心臓が急激に鼓動し始め、速い呼吸があり、時にパニックや不安の感情が生じたり、体がさまざまな方法で揺れ始めたり、クライアントが冷たく冷えていったり、ショックの状態になったり。これらの影響は、体が経験のパターンを解決しようとしている兆候です。 バイオダイナミック・クラニオセイクラル・セラピーは、トラウマを治療するのに非常に安全で効率的なリレーショナルスペースを作ります。

このトレーニングは綿密で包括的であり、この分野における最近の発展とともに、古典的なルーツを尊重して提供されます。

古典的なルーツ:

  • フルイドミッドライン
  • 相互補助張力運動
  • タイドとクラニオセイクラルモーション/頭蓋仙骨運動を感じることを学ぶ
  • バランステンションの状態(ステート・オブ・バランス・テンション)
  • 組織(ティッシュー)、体液(フルイド)、およびポーテンシー (効力) の識別
  • ブレスオブライフ/命の息吹
  • 深く休む方法としてのスティルポイント(静止ポイント)

新しく発展されたもの:

  • 深くゆっくりとしたタイド(潮汐)
  • 軽く、敏感・繊細なタッチ
  • プライマリーミッドラインとエネルギーのパラダイムの概念
  • 全身のパターン
  • スティルネス(静止)のレベル
  • 固有の治療計画を立てる
  • 知覚フィールドのタッチとアイデアをより繊細に
  • より内的な瞑想的アプローチ
  • 存在証人としてのセラピスト/プラクティショナー
  • 健康におけるバイオダイナミックな力の指向